SFC修行における関西空港～女満別空港ルート（ANA夏季限定便）の価値と体験談

2017年以降のSFC修行予定者に贈る

2016SFC修行中のもにもにたです。さて，SFC修行と言えば単純往復。フライトアテンダントのお姉さんに冷ややかな目で，「あら？もうお帰りですか？」と言われてこその修行です。…いや，普通に旅行を楽しみながらSFC修行もありと思うんですよ。むしろ，その方がいいに決まってます。

ただ，そもそもSFCのためだけに，飛行機に乗る修行なんて「頭おかしいんじゃないの？」と言われるのが一般的なわけでして，どうせならそれをとことん突き詰めるのも面白いと思うのです。というわけで，関西空港～女満別単純往復についての検討と体験談をお送りします。

伊丹／関西空港発のPP単価的にお得なSFC修行ルート（国内編）とは？

実はこれについては，「ANAマイルの猫」のルールさま（id:rulearc）が，よくまとまった記事を書かれています。

やっぱり気になるのは，「関西～沖縄各地（那覇や石垣）」と「関西～北海道各地（新千歳や女満別）」の比較ですよね。人間の記憶は当てになりません。ルールさんのマネをして，ビジュアルに見てみましょう。

うーん，人間の目には似たようなものに映りますが，実は関西～那覇よりも関西～女満別（北海道で最遠）の方がほんの少しだけ遠いんです。SFC修行僧御用達のプレミアム旅割28だと，関西～女満別が2,392PP，関西～那覇だと2,247PPです。

ただ，関西～女満別は一日に往復1便しかありませんが，関空～那覇は往復2便あります。まとめてみましょう。

関西～女満別の発着時刻とPP単価

関西～那覇の発着時刻とPP単価

代金は私が2016年7月（出発2ヶ月前同日）に，プレミアム旅割28で取った価格です。変動すると思いますので参考まで。PP単価効率だけを見ると，関西～那覇の勝利ですね。で，なぜ私が関西～女満別に行ったかというと，2ヶ月前の同日9:30を忘れていて，昼過ぎに見たらすでに関西～那覇を取れなかったというだけです。

……ま，まあ，関西～那覇ばっかりだと飽きると思いますので，その代替案の一つということでいかがでしょうか。実は旅行目的なら，関西～那覇はANA1731～ANA1740で日帰り観光も可能なんですよね。そう考えると，ますます関西～女満別は不利なんですけどね。

あともう一つ。関西～女満別は夏期のみの季節運航便です。2016年は，7月15日～9月30日だそうです。めっちゃ短いですね！　機会が少ないからこそ儚い…いえ，単に知りませんでした。

関西～女満別の単純往復に実際に行ってみた！

ここからは体験談になります。関西～女満別ルートの修行は，1往復しかありませんので，まともに旅行するなら，必ず宿泊が伴います。そして，その発想が当たり前です。「関西から女満別まで行って，乗り継ぎ35分で帰ろう」とか愚かすぎます。

しかし，SFC修行をするみなさんにもいろいろ仕事や家族の都合があり，そうもいかないことも多いですよね？　そうなると，SFC修行僧の究極の一手は単純往復になるのです。SFC修行僧の中には，「恥ずかしいので，同一機材の往復は避ける」という方も多くいらっしゃいます。その感覚は否定しませんが，それあってこそのSFC修行！エクストリームかつ恥さらしであってこその修行！とか思ったりもします。アホですね。

というわけで，乗り継ぎは35分しかありませんので，兼ねてから疑問であった「単純往復のときって，保安検査場を出ずにそのまま出発ゲートに行けるの？」を検証しようと思っていたのですが，これまたルールさんに先に検証されてしまいました。

むぅ…。それならば，出発空港でわざと乗り継ぎを申し出ずに，到着後に保安検査場を出ずに「このまま出発させろや～」ってのを検証してみようと思ったのですが，さすがにアホらしいので，素直に保安検査場を出て，女満別空港の見物をすることにしました。

まず，女満別空港には，ANAラウンジはもちろん，カードラウンジもないということは調査済みでした。1時間700円の「有料待合室」があるのみとのことです。お酒飲めないみたいなのでこれはパスで…。そもそも35分しかいないですし。

というわけで，まずは北の大地に降り立つ！というわけで，空港の外に出て空港を撮影してみました。

ちょっと小さいですが，「女満別空港」の表示も撮影できました。満足。9月でしたが，さすがにそこまで「寒い」という感覚はありませんでした。

次に17時02分の出発案内ボードです。羽田便もありますね。

さて，時間もありませんし，空港内のお店を散策します。

ラーメンや丼，カレーをご所望の場合は，このあたりでも食べられそうです。ただ，先ほどから繰り返しているように，35分しかありませんので急いで食べる必要があります。しかも，関西～女満別単純往復でプレミアムクラスの場合は，行きはSABOですが，帰りはGOZENでご飯出ますしね…。なかなか北海道名産を食べるのは難しいかもしれません。

というわけで，私はお食事はパスして土産物屋を散策しました。自分のための土産ということで，写真の「やきほたて（298円）」を購入しました。なかなか美味しかったです。つまり，これを買うだけのために女満別に来たのです。シュール。

「やきほたて」を購入後「北海道に来た証にもう一度，北の大地の空気を吸うか」と思い，もう一度空港の外へ。

うーん，寒々しげな空です。ここで感傷的な文章を書くと，旅行記っぽいのでしょうが，つい「44,200円で35分滞在ってことは，1分当たり1,263円か。そうなると，この女満別の空気は立方あたり何円ぐらいなんかな？」とか考えてしまい，スーハースーハーしておきました。

さて，それでは空港に戻り，チェックインです。こういう感じのゲートでした。

写真にちゃんと撮りませんでしたが，行列のすぐ右手にプレミアムチェックインがありました。一応，使ってみました。言うほど混んでませんでしたが。

というわけで，35分の短い滞在でしたが，搭乗です。関西に帰ります。ちなみに搭乗口は2番までしかありませんでした。

そして，写真はありませんが，もっともドラマチックな体験です。関西空港行きの便に乗り込んだところ，フライトアテンダントのお姉さんに「あ！先ほどの…もうお帰りですか？」とのお言葉をいただきました！

もうお帰りですか？

もうお帰りですか？

もうお帰りですか？

うーん，SFC修行をある意味，解脱した気分です（まだ解脱してない）。とても満足です。このあとも羞恥プレイは続きます。座席はもちろん行きと同座席！　そして先ほどのフライトアテンダントのお姉さんに，「行きと同じでスパークリングワインにされますか？」とか言われたりしました。うひょ。

さて，帰りのプレミアムGOZENです。実はいままでのSFC修行では，時間帯的にたまたまSABOばかりで，GOZENは初めてです。

なかなか美味しかったです！

まとめ

関西在住のSFC修行僧にとって，一押しルートは関西～那覇であることは間違いありません。関西～那覇は，1日2往復というエクストリーム修行（羞恥プレイ？）も可能ですし，ANA1731（8：00出発）～ANA1740（20:10出発）で一日観光も可能です。

それに比べると，関西～女満別は宿泊してリア充観光をするなら別として，SFC修行的単純往復の場合は，滞在時間35分という苦行です。まあ，関空ANAラウンジでのビールも含め，「なんかしらんけど，飛行機に乗ってお酒の一人で楽しむ会（ANA居酒屋）」ならまあいいんじゃないでしょうか（適当）。

そんなこんなで，2016SFC修行の一幕をお届けしました！2016SFC修行まとめは下記をどうぞ！

全く役に立ちそうな気がしませんが，2017年以降SFC修行僧のみなさまに贈るレポートでした！