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お好み焼きの「ぼてぢゅう」でプライオリティパス保持者は3,400円分飲食可
ご存じの方も多いかと思いますが,アメックス・ゴールドのおまけとして付帯するプライオリティパスを使うと,有料ラウンジが無料で使えたりします。
SFCやJGCカード保持者は,ANAやJALなど航空会社ラウンジが使えたりしますが,プライオリティパスはクレジットカード発行だけで入手可能で,タダでビールが飲めるというのが特筆すべき店です。
しかも,関西国際空港ではラウンジの代わりにお好み焼きの「ぼてぢゅう」で3,400円分の飲食が可能になっています。
もちろん,ビールやハイボールなどアルコールもOK!うれしいですね。
プライオリティパスの資格別種別は下記の通りです。
資格 | 年会費 | 都度利用料 | 同行者利用料 |
---|---|---|---|
スタンダード | 99ドル | 27ドル | 27ドル |
スタンダードプラス | 249ドル | 27ドル(10回まで無料) | 27ドル |
プレステージ | 399ドル | 無料 | 27ドル |
上記のうち,アメックス・ゴールドで無料でもらえる資格は「スタンダード」です。そうすると,発行は無料でも,使うたびに27ドル(約2,700円)取られるわけです。
なんだ…と思われるかもしれませんが,そこはさすがアメックス!なんと,年2回まで都度利用料27ドルを無料にする特典をアメックス独自で付けてくれています。
そして,一般的なゴールドカードラウンジとは違い,関西国際空港のKALラウンジは,ビールほかアルコールも飲み放題です! どうせタダならちょっと寄ってみてはいかがでしょうか?
2019年8月1日により,アメリカン・エキスプレスカードに付帯のプライオリティパスではレストラン利用は不可となりました。
本記事の関西空港「ぼてぢゅう」もアメックスは対象外になります。
というわけで,年会費10,800円(税込)とそこそこ手頃な価格で,399ドルするプライオリティパス「プレステージ」が付く楽天プレミアムカードがオススメです!楽天スーパーポイントが貯まりやすくなります。
まずはプライオリティパスの発行手続きをしましょう
アメックス・ゴールド保持者は無料で発行できるプライオリティパス・スタンダード,楽天プレミアムカード保持者はプライオリティパス・プレステージが付与されますが,申し込まないと発行されません。まずは発行手続きをしましょう。
下記,アメックス・ゴールドの例を紹介していきたいと思います(ただし,2019年8月1日からアメックスのプライオリティパスはレストラン利用不可となっています)。

毎度おなじみのアメリカン・エキスプレス・ジャパンのHPから,「カードの特典とサービス」のタブを選び,「特典はこちら」をクリックします。

他の特典も使う人には魅力的なものもありますが,今回は「プライオリティ・パス」を選択して進みます。

あとは,氏名など個人情報を登録すれば発行手続きは完了です。追加費用などは一切,発生しません。
関西国際空港の「ぼてぢゅう」への行き方
関西国際空港の「ぼてぢゅう」は入国手続き前の非制限エリアにあるので,国際線航空券でなくとも国内線航空券(LCC含む)でも利用可能です。
さ「ぼてぢゅう」は関西国際空港第1ターミナル3階にあります。もう一つプライオリティパスで利用できるKALラウンジ(こちらもビール飲み放題)ほどはわかりにくくありません。あわせて紹介します。

「ぼてぢゅう」は中央のエスカレーターのすぐ前ですので,わかりやすいです。国際線出発ロビー(4階)からは一つ降りて,国内線出発ロビー(2階)からは一つ上がることになります。
一方,KALラウンジは,関西国際空港の3階にあります。入国手続き前の非制限エリアにあります。したがって,ギリギリまでラウンジで粘るのは難しいですね。
KALラウンジへのたどり着き方は,上記の記事で詳しく解説しています。
「ぼてぢゅう」でプライオリティパスを利用する際の決まり
この「ぼてぢゅう」のサービスが始まった当初,いろいろと利用方法について問題があったということで,現在では上記のような決まりが店頭に4カ国語(日中韓英)で貼られています。
- プライオリティパスの提示(カードの有効期限をチェック)
- 搭乗券(関空からの当日出発便)
まず,上記の二つの提示が必須です。関空への到着便では利用できません。
- 1回3,400円(税込)までの利用
- 3,400円(税込)に満たなくても返金はしない
- 3,400円(税込)を超えた場合は差額を支払う(ICカードやクレカも可)
- 同伴者が無料になるかはプライオリティパスの条件次第なので,プライオリティパスに確認すること
- 同伴者が6歳未満に限り注文をシェア可能(ただし幼児のパスポートと搭乗券を要提示)
- お持ち帰り不可
要約すると上記の通りとなります。楽天ブラックカードなど限られたカードは同伴者1~2名まで無料になったりします。すごく年会費高いですけどね…。
「ぼてぢゅう」で実際に3,400円分食べてきました
まず,大阪デラックス月見焼と
ぼてぢゅうパリパリサラダ(スモール)と水なす一本漬,それにスーパードライ(生中)を注文しました。
- 大阪デラックス月見焼:1,680円
- ぼてぢゅうパリパリサラダ(スモール):580円
- 水なす一本漬:480円
- スーパードライ(生中):590円
これで計3,330円ですので,税込みで3,596円ということで196円オーバーでした。プライオリティパスのお客さんは多いようで,途中でいくらになっているか確認することもできるようです。
このようなマシンでプライオリティパスを読み込みます。このマシン,海外のラウンジでも見かけますね。
というわけで,すごく美味しくいただきました。
店員さん達の会話を耳にしたところ,「無料」と思って頼むだけ頼んで,ほとんど手を付けずに帰るお客さんもいるそうで,それは残念なことなので避けたいですね。
というわけで,お会計は196円です。モバイルSuicaで支払いました。
このようにレジには「コリンソンパス」と表示されます。レシートにも記載されますが,このコリンソンパスがプライオリティパスの運営会社名なんですね。
で,おそらくはコリンソンパス社は,プライオリティパスホルダーがラウンジを利用するごとに3,400円を支払っていると思われます。額からして,30USドルの可能性が高いと思います。
資格 | 年会費 | 都度利用料 | 同行者利用料 |
---|---|---|---|
スタンダード | 99ドル | 27ドル | 27ドル |
スタンダードプラス | 249ドル | 27ドル(10回まで無料) | 27ドル |
プレステージ | 399ドル | 無料 | 27ドル |
冒頭で挙げたプライオリティパスの表をもう一度見てみると,プレステージの場合は13回も使わないと元が取れない計算になります。
しかし,年会費初年度無料のアメックス・ゴールドなら60USドル/年の権利を無料で入手しているようなものですし,年会費10,800円(税込)の楽天プレミアムカードも「ぼてぢゅう」3回分で元が取れちゃいますね。
まとめ
「ぼてぢゅう」がそんなに好きかと言われると………という感じもしますが,国内線出発でも使えるとなるとなかなかお得感があります。
陸マイラーで貯めたマイルで特典航空券で海外に飛び立つついでに寄るのも,それなりに面白いかもしれません。
「ぼてぢゅう」だけではなく,プライオリティパスは海外でも活躍しますので,プライオリティパス目当てに楽天プレミアムカードの発行を検討する価値はあります。
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